ゆっくり、私らしく。タロットカード制作はじめます

こんにちは、こもりんです。
前回の投稿では、「イラストを描きながらタロットを学んでいく」という、
自分なりの無謀(でも楽しそうな)挑戦を始めることにしたお話を書きました。

今回は、いよいよその1枚目に取りかかるにあたって――
なぜこのカードから始めようと思ったのか、そして私なりの解釈やイメージについて書いていきます。
自作タロット、最初の1枚は「愚者(The Fool)」から
タロットカードには「大アルカナ」と呼ばれる22枚の主要なカードがありますが、
その中で最初に登場するのが 0番「愚者(The Fool)」。
このカードは、「始まり」「自由」「無限の可能性」など、
まさにタロットの旅の出発点のような存在です。
まずは、有名なライダー版の「愚者」のカードをジーっと見てみましょう。

※画像出典:Wikimedia Commons / Public Domain
愚者(The Fool)は、大アルカナの0番目のカード。
何かが始まる予感、自由な精神、直感、未知への旅などを象徴します。
正位置のキーワード:冒険・自由・直感・可能性・無垢
逆位置のキーワード:無計画・注意力の欠如・不安定・現実逃避
※タロットカードの解釈は流派や個人によって異なります。
このブログでは、私自身の感じたことやイメージを元に表現しています。
私がこのカードを見て感じたこと
崖のギリギリに立っているのに、足元も見ずに空を見上げているこの人。
まるで、誰かに導かれているように――
今にも一歩を踏み出そうとしているように見えました。
普通なら怖くて立ち止まってしまうような場所なのに、彼はまったく気にしていない。
たとえ落ちたとしても、何とかなると信じているような安心した顔にも見えます。
彼には守るものも、縛られるものもなさそうで、
だからこそ、自由で、気楽で、風のような存在なのかなと思いました。
でも、もし彼がいつかまたこの場所に戻ってきたとしたら――
その時には、きっと“落ちる怖さ”を知っていて、
今とは少し違う目でこの場所を見ているのかもしれません。
ラフ画で「私の愚者」を描いてみました!
まだ練習中の身ですが、自分なりに考えた「愚者」のイメージを、
ラフ(下書き)として形にしてみました。
この「愚者」のカードを見たとき、私の頭にふっと浮かんだのは、崖を軽やかに跳ねて降りていく“山羊”の姿でした。
昔見た動画で、急な崖をものともせずにピョンピョン降りていく山羊の姿が、
まさに“愚者の無邪気さ”や“未知への踏み出し”と重なったんです。
だから私にとっての愚者は、「山羊のように本能的で自由な存在」なのかもしれません。
そこに「人間の理性や思考」もちょっとだけ混ざった存在として、
山羊+人間のようなキャラクターを描いてみることにしました。
● 山羊と人間のあいだのような存在
● 崖の上で軽やかに立っている姿
● 肩には白い鳥がちょこんと
● 赤いマントをひるがえし、太陽に向かうようなポーズ
※あくまでこれは、私がこのカードを見て感じたイメージです。
人によって受け取り方は違うと思うので、ひとつの解釈として読んでもらえたら嬉しいです。

※このラフはブログ専用に描いた下書きです(完成版は次回紹介予定)

悩んで悩んで可愛い系にしましたが、もっとシンプルなものもいいかもと未だ悩み中(笑)
下手の横好きなのですが「自分がカードの世界をどう感じたか」を素直に表現できるのは、やっぱり楽しい!
少しずつ、完成に向けて描きこんでいく予定です。
次回予告
次回は、実際に描いた完成版の「愚者」のイラストをお披露目します!
ラフからどう変わったか?
描いてみて気づいたこと、悩んだこと、そしてちょっとしたこだわりポイントなども、
ゆるっと綴っていこうと思います。
次のカード候補(たとえば「魔術師」)についての構想も少しだけ紹介できるかも…?
またぜひ遊びに来てくださいね♪