歯茎の腫れと違和感、そして意外な原因

去年のことなんですが、右下の奥歯あたりの歯茎が少し腫れて若干痛みも出てきたんですよね。ひどくなる前にと思い、初めて行く近場の歯医者さんに行ってきました。
私としては「歯槽膿漏?昔治療した歯の根っこが炎症?」なんて色々考えちゃったんですが、先生に診てもらった結果は意外なものでした。
先生は一通り見てから、「年齢で歯茎が下がってそこからちょっと炎症起こしてますね。今は治療するほどでもないですけどいずれインプラントかなぁ」ってサラッと。
「えっ?」ってなりました。いきなりインプラントの話って…正直びっくりでした。
先生は続けて「うちはインプラントの実績もあって安心ですよ」とか「焦らなくてもいいけど、考えておいてください」なんて話になって、一応抗生物質をもらって1週間後に再診することになりました。
なんだかモヤモヤする
その時点で、なんとなく違和感があったんですよね。でもまあ、先生がそう言うなら…と一度は納得しました。
そして1週間後、再度病院へ。そこで先生が来るのを待ってる間に、隣の診察室の会話が聞こえてきたんです。
若い女性の患者さんが相談してるみたいでしたが、先生はまたもや「インプラントを考えておいた方がいいですね」と言ってるんですよ。
患者さんも「え?インプラントですか!?」なんてびっくりしてる…
その時、私の中で「あれ?この歯医者さん、やたらとインプラント勧めるなぁ」って思ったんです。

うーん・・ここって歯を残す努力はしない病院?
インプラントはとりあえず保留という形でモヤモヤした気持ちのまま、その病院は後にしました。
遠くても信頼できる歯医者さんへ
実は今のところは5年ほど前に引っ越してきたんですが、引っ越す前に通っていた歯医者さんがありまして。
そこはお父さん先生が引退して息子さんがやってる病院で、歯の噛み合わせに特化していて、入れ歯を作るのにもすごく時間をかけるようなところ。遠くからも患者さんが来てて、評判も良かったんです。
虫歯の治療ひとつするのにも、「自分の歯を大事にしなさい」と徹底的に説明されて、ラバーダムやマイクロスコープを使って専門医が根の治療もするような病院。うちの旦那みたいなせっかちな人には難しそうですが(笑)
「ラバーダム」ってご存知ですか?
ラバーダムとは、治療する歯を唾液や細菌から隔離するためのゴム製のシートのことです。根管治療(歯の神経を治療する工程)の際、唾液に含まれる細菌が入り込むのを防ぐ役割があります。
このシートを使うことで、治療中に無菌状態を保てるので、感染リスクを大幅に減らせるんです。例えば、薬剤を使って根の消毒をするときも、他の歯や口腔内に触れずにピンポイントで治療ができます。
ただし、日本ではラバーダムを使用する歯医者さんはほんのわずか、5%程度しかないんです。アメリカでは90%以上の歯医者さんが使っているのに、日本ではかなり少ないんですよね。
だから、ラバーダムを使って治療する先生って、それだけ丁寧に治療している証拠でもあるんです。
しかも、アメリカではラバーダムを使った治療だと再感染率が約10%なのに対し、日本では使わない場合、なんと50%にもなるというデータもあるんです。
※何故ラバーダムを日本の医師は使わないのか。理由の上位は第一位は『面倒だから』34.3%、2位「患者さんが嫌がるから」18.8%、3位「時間がかかるから」16%が主な理由です。
引っ越した先のここからは高速も乗らないといけない距離だし、すっごい悩みました。
ただ歯ってやっぱり大切。
もしかしたらそこでもインプラントや入れ歯の話になるかもしれないけど、やはり信頼のおける先生に相談して納得したかったので予約いれて行きました!
改めて行った病院の診察結果は?
久しぶりにその歯医者さんに行って、いろいろな検査をして診てもらった結果が。
先生が言うには、「こもりんさん、寝てる時に歯ぎしりしてませんか?それと普段の時に食いしばってませんか?」とのこと。
言われてみれば…私、けっこう日中も無意識にグッと噛みしめてることが多いかもしれない。
(関係ないかもだけど、もしかして口角が下がり気味もそれが原因かな?今度調べてみよっと)
「その影響で歯茎が炎症を起こしてるかも知れませんね」と言われ、歯茎を守るためのマウスピースの作成を勧められました。
1年後の私
その後出来上がったマウスピースを寝る時に使い始め、日中も食いしばらないよう気づいたら口を開けるなどの意識するようにしました。
1年後、どうなったかというと…あの腫れも痛みもすっかりなくなってました。先生にも診てもらって、「この調子ならしばらく問題なさそうですね」って言われてホッとしました。
長年の歯ぎしりと食いしばりが、じわじわと歯茎を痛めていたんだなぁって実感しましたね。
未だに歯のぐらつきは少しあるみたいですが、まだまだまだまだ自分の歯で食事はできそう♪
最後に
歯茎の違和感って、虫歯や歯槽膿漏だけじゃないんですね。もし同じように違和感がある方がいたら、歯ぎしりや食いしばりも原因のひとつかもしれません。
自分の歯を長く大事にするためにも、信頼できる歯医者さんを探してみてくださいね。
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