飼い猫が骨折!手術から回復までのお話 Part3


ケージ生活1週目:静かなハルくん
退院したばかりのハルくんは、まるで別猫のようにおとなしくなりました。
ご飯もあまり食べず、ケージの中でじっと寝てばかり。
やはり初めての入院、手術と相当ショックだったのでしょう。
たまに「出して〜」と鳴いて、ワイヤーネットをガリガリ…。
でも、少しずつでもごはんを食べ、排泄もできていたので、
「無事に帰ってきてくれた」と、それだけで嬉しかったです。
退院後の診察で“皮膚のただれ”が判明
退院から4日後、病院で診てもらったところ、
骨や傷は問題ないけど、テープで皮膚がただれてグジュグジュに…。
炎症を防ぐために抗生物質を3日分処方されたのですが、
ハルくんには合わなかったみたいで、すぐに嘔吐してしまいました。
薬が飲めない…注射に切り替え
吐いてしまって薬が飲めない状態が続きました。
「包帯だけじゃだめですか?」と聞いたところ、
エリザベスカラーはしていますが、 それでも足を舐めてしまう可能性があるので、 骨折部分はテープでしっかり固定しないと危険とのこと。
布製のエリザベスカラーは猫の負担は軽くはなりますが、やはりその分猫が頑張ると足元まで舐めたりできちゃうんですよね。
そのため、注射で抗生物質を打つことに決定。この注射はおよそ2週間ほど効果があるとのことでした。
ただ、吐く姿を見てきたこともあり、副作用が心配だったので先生に相談したところ、
傷口が炎症を起こし、そこから感染することの方がリスクが高いとのこと。
その上で、万が一ごはんを食べなくなったり、他の異常が出た場合はすぐに病院へ来ることを条件に、注射を打ってもらうことに決めました。
吐く心配もなく、ハルくんの体にも合っていたようで、ひと安心でした。

3日に1度の通院とハルくんの涙
皮膚のただれ部分の消毒のため、抜糸までの約2週間、3日に1度のペースで通院することに。
ハルくん、病院も車も大の苦手…。
キャリーの中でずっと「にゃ〜ん」と泣きっぱなし。
待ち時間も長いと、1時間以上もずっと泣いていることも。
その声を聞いているだけで、私も泣きそうになりました。
無事に抜糸、でもケージ生活は続く
そしていよいよ抜糸の日。
落ち着いて処置を受けてくれて、無事に完了!
皮膚のただれもかなり落ち着いてきました。
赤みやジュクジュクも治ってきて、やっと一安心。
でも、骨自体はまだ完全にくっついていないため、 安静なケージ生活はもうしばらく続けなければなりません。
9歳のハルくんは骨が完全に修復するのに少し時間がかかりそうです。
ただ…元気が戻ってきたハルくんは、今度は「出して〜」攻撃!
日に日に声も力強くなっていき、心を鬼にするのが大変でした…。
おわりに|次回こそ最終回!
実は今回で完結予定だったのですが、書いてみたら想像以上にいろいろな出来事があり、まとまりきりませんでした(笑)
というわけで、次回こそ最終回です!
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
動物病院の方へ…ちょっとしたお願い
今回、テープで皮膚がただれてしまったことを通して、
通気性の良い、固定力もある、動物用のテーピングがあったらいいなぁ…
と、本気で思いました。
人間と違っておうちで巻き直すのはなかなか難しいですし、
貼りっぱなしになるテープが原因で別のトラブルになるのは辛いです。
いつか、もっとやさしい素材が開発されますように。

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